復習で注意しておきたい2つのこと
学習において「復習」は、とても大切ですね。
繰り返しの学習は、無意識の記憶が気がつかないうちに暗記を助けて、成績を上昇させます。
しかし、一口に復習といっても、ただただ復習すれば良いというわけではありません。
復習においての注意点を2つ紹介します。
復習で注意しておきたい2つのこと
1つ目は、復習のタイミングについてです。
どれほどの間隔をあけて復習をすれば、もっと高い効果があげられるのか・・・。
これは、1ヶ月以上の間隔を開けてしまうと、記憶力はほとんどアップしません!
潜在的な記憶の保存時間は1ヶ月なので、1ヶ月以内に復習しなければ、さすがに潜在的な無意識の記憶も無効になってしまいます。
ところで、なぜ無意識の記憶には使用期限があるのでしょうか。
それは「海馬」が鍵を握っています。
海馬は脳に入ってきた情報の取捨選択をする工場ですが、海馬に情報が留まっている期間は、どんなに長くても1ヶ月なのです。
ですから1ヶ月以上すぎて復習しても、それは海馬にとってははじめて習ったことと同じことになってしまうのです。
逆に、1ヶ月以内に何度も復習をすれば、海馬は「たった1ヶ月の間にこんなに何度もやって来るのだから、これはきっと大切なものだろう」と勘違いしてくれるわけです。
復習スケジュールを必要以上に過密にして労力を費やしても、その成果は変わらないのです。
2つ目の注意点は、復習の内容についてです。
復習の効果は『同じ内容』のものに対して生じます。
例えば、単語の暗記テストをして、その後2回目に異なる10個の単語を暗記したとしても、まったく記憶力はアップしません。
覚える内容が変わると、効果が出ないのです。
たとえ同じ科目でも、参考書が替われば、また一からその参考書を理解し直さなければなりません。
復習効果はあくまでも同じ対象に対して現れます。
参考書探しに時間やお金を費やしている余裕があったら、一度決めた参考書を何度も復習した方が賢明と言え流のです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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