恋は脳を動かし、ポジティブにする
世界的な脳科学者アントニオ・ダマジオ博士の研究によると、人が幸せを感じているときには、脳の「帯状回前皮質」が強く活動していることがわかってきました。
タマジオ博士は、24歳〜42歳までの被験者に、自分が幸せだった時にエピソードを思い出してもらい、その時の脳の様子を「ポジトロンエミッション・トモグラフィー」という神経活動を観測する機械で測定しました。
その結果、幸せな気持ちの時には、帯状回前皮質が強く反応しました。
恋は脳を動かし、ポジティブにする
この実験で被験者が思い浮かべた幸せな気持ちのエピソードというのは、ほとんどの人が恋愛のうまくいっている時か、結婚式などのシーンだったそうです。
やはり、恋愛は幸せに非常に大きな影響を与えているのですね。
恋をすると、脳の真ん中あたりにある「腹側被蓋野」という場所が活動していることがわかっています。
ここは、快楽ホルモンとして有名なドーパミンという物質を生み出す場所です。
ここが活動すると、「好きだ」とか「気持ちいい」というような感情が生まれます。
ファン心理も恋愛と同じなんですね。
人は恋をすると、何かとポジティブでエネルギッシュになるものです。
目標達成が困難な仕事に当たると、すぐ「私には無理!」と思うのに、大好きな人ができると2人の間にどんな困難が訪れようとも、それを乗り越えるために英知を絞って、勇気を持って立ち向かっていくものです。
社員研修などで経験された方もいるかもしれませんが、男性だけのグループと、1人でも女性の入ったグループでは、盛り上がり方が全く違い、女性のいるグループの方がチームワークがよくなり、課題が早く終了します。
やはり、女性からみられているということで、無意識に男性ホルモンがたくさん出て、エネルギッシュになるのでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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