幸せ脳は良い睡眠習慣から
人間は睡眠を取らないと生きていくことができません。
では、そもそも睡眠とは、何のためにあるのでしょうか?
現代科学における睡眠の役割は大きく分けて、以下のように考えられています。
- 身体の疲労回復・細胞の新陳代謝
- 脳のオーバーヒートの防止
- 免疫力の強化
- 体内時計による、生理周期のリセット
- 記憶の整理・保存、学習の定着
幸せ脳は良い睡眠習慣から
睡眠中に、5)記憶の整理・保存、学習の定着という機能を有効利用するためには、質の高い睡眠をとり、1)〜4)も同時に大切にしていく必要があります。
人間の体は1つの生命体ですから、お互いの部分が有機的に結合して成り立っています。
ゆえに「学習の定着」ということだけを目的に、その部分だけを特別に強化するということは難しいのです。
睡眠には、深さによって4つの段階があります。
睡眠の段階
第1段階・・・うとうと状態(α波)
第2段階・・・浅いノンレム睡眠(θ波)
第3段階・・・中程度ノンレム睡眠(δ波)
第4段階・・・深いノンレム睡眠(δ波)
第3段階と第4段階の中程度から深いノンレム睡眠のことを、「余波(δ波)睡眠」と呼びます。
余波睡眠の時には、成長ホルモンの分泌が活発になります。余波睡眠は健康な人の場合、入眠から3時間以内に集中して現れます。
ですから身体をリフレッシュし、質の良い深い睡眠をとるためには初めの3時間が大切なのです。
昼間のストレスを抱え込んだまま寝たり、心配事をしながら寝たりすると、最初の3時間で十分に深いノンレム睡眠をとることができなくなる場合があります。
寝る前には、自分なりの「就寝の儀式」を作ったり、自分の都合の良いイメージを思い浮かべながらリラックスして寝る習慣をつけるといいでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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