失敗したら後悔ではなく反省をしよう
脳の記憶の本質はその「曖昧さ」にあります。
脳の学習は、コンピュータとは違ってあくまで「消去法」です。
つまり学習の過程で、三角形を消去することを習っていなかったのです。
コンピュータの仕事は性格無比なのです。
完璧でミスなく情報を処理します。悪く言えば、頭が固いわけです。
失敗したら後悔ではなく反省をしよう
記憶の曖昧さは、生命にとって極めて重要な意味を持っているのです。
生活している環境は日々刻々と変化しているからです。
変化する環境の中で動物が生きるためには、過去の「記憶」を頼りに、その場その場で臨機応変に様々な判断をしながら生活する必要があります。
ですから、もしも記憶が性格無比だったら、変化を続ける環境の中では、生かすことのできない無意味な知識になってしまいます。
だから、記憶には厳密さよりもむしろ曖昧さや柔軟性が必要とされるのです。
程よく曖昧であることが重要なのですね。
こうした柔軟性があるからこそ、何度失敗してもそれを生かして成功に導くことができます。
これは私たちの脳に与えられた尊重すべき「権利」なのです。
ですから、皆さんは自分が正確にものを覚えられなかったからといって、もちろん落ち込む必要などありません。
失敗は恥ずかしいことではありません。
失敗をむやみに恐れる必要はありません。
「後悔」することではなく、失敗して「反省」することが大切なのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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