セット販売は痛みを最小限に抑える
ニューロエコノミクス(神経経済学)とニューロマーケティングの研究が私たちにもたらした重要な発見の1つに、何かを買う行為により、脳の痛みの中枢が活性化する場合があるという報告があります。
この場合、単に金額が大きいか小さいかではなく、その商品に対して価格が適正かどうかが問題となります。
例えば、車を買う場合、人はほとんど痛みを感じることなく付属品に何百ドルも費やすかもしれませんが、自動販売機に75セント入れて何も出てこなければ頭にくるというわけです。
セット販売は痛みを最小限に抑える
車を豪華フル装備で販売した場合、その価格には複数のアイテムが含まれているため脳の否定的活性化は最小限に抑えられます。
消費者はセットになっている個々のアイテムと具体的な価格を結びつけることができず、販売価格が適正であるかどうか、あるいは付属品の有用性が価格に見合っているかどうかを簡単には判断できないのです。
痛みを最小限に抑えれば売り上げが最大限に伸びます。
あなたが売る商品が他の商品より高いなら、それが上質な商品である理由を時間をかけてよく説明するべきです。
いかなる理由であれ、金額が大きいなど、顧客から「痛い!」との反応を生み出しそうな状況ならアイテムを何かプラスしてセット販売にし、痛みを和らげることができないかどうか検討してみましょう。
また支払い条件やクレジットカード払いの選択肢を設けることでも、支払いの痛みを軽減することができます。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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