学習効率を10倍にする方法
イヌに早く課題を覚えさせるためにはある秘訣があります。
それは、教える手順を分解すれば良いのです。
学習をステップごとに分けて、少しずつ覚えさせるわけです。
例えば、テレビの前に犬を座らせて、画面を点灯、餌との関係を学習させようと試みます。
画面の脇にレバーが付いています。
画面に丸い図形が点灯した時にレバーを押すとご馳走がもらえる仕組みです。
しかし、イヌはそう簡単に覚えてくれるものではありませんね。
学習効率を10倍にする方法
学習とは物事の関連性に気づくことです。
独立していた事象をつなげることです。
効率的に覚えさせるには、レバーを押すと餌がもらえることと図形が出たらレバーを押すこと。
この2つの手順を分解して1つずつ犬に教えるようにします。
2つの関係を同時に覚えさせるのではなくて、1つ1つの段階を分けて覚えさせれば、学習効率がよくなるということです。
そうすると犬は、10分の1くらいの失敗数で完全に覚えるようになります。
たった1つのステップを加えるだけで、何と学習効率が10倍にもアップするのです。
これは学校の勉強にも応用できます。
いくら遠回りに感じられても、きちんと学習手順を踏んだ方が、結果的には失敗の数が少なくて済むということです。
ですから、いきなり高度なことに手を出してはいけません。
しっかりと基礎を身につけてから、少しずつ難易度を上げていった方が最終的にははるかに早く習得できるのです。
このように手順を分けて覚える方法を「スモール・ステップ法」と言います。
ステップを分解すればしただけ、その効果は大きくなります。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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