ゲームがもたらす良い効能
今日のゲームの普及率を考えれば、テレビゲームが脳にどんな影響を与えるかを調べることは重要です。先進国では、学校に通う子供たちの9割が日常的にテレビゲームで遊んでいるそうです。
子供たちだけではありません。家計主の実に7割(平均年齢33歳)が、ゲームに興じているという調査データもあります。
意外に思われるかもしれませんが、ゲーマーのほうが様々な成績が良いのです!
ゲームがもたらす良い効能
ジュネーブ大学のバヴェリエ博士は、若者たちをランダムに半々に分けて、一方のグループにアクションゲームを、もう一方にはテトリスや成長ゲームなどの一般的なゲームを毎日1時間、全50日間遊ばせるスケジュールを組みました。
するとアクションゲームのグループでは、動体視力や視覚判断力が高まっていました。しかも、この効果は訓練後1年間以上も持続したのです。
世間には「ゲームをすると視力が落ちる」と考えている人が多いかもしれませんが、実は逆だったのです。メガネやレーザー手術は、目に入る光の経路の矯正にすぎませんが、ゲームは大脳皮質の矯正ですから、その効果は計り知れません。
ただし、アクションゲームは何にでも効果があるわけではありません。成績上昇が確認されているものは、複数のタスクを同時並行する能力、頭の中で立体図形を回転させる空間処理、数学などです。
加えて、特筆すべき効能が2点あります。
1つ目は、学習の速さです。理解や習得のスピードが速く、決断も迅速でした。
2つ目は、注意の制御力です。
集中力が散らされる状況をわざと作り、脳活動の安定性を測定しました。非ゲーマーは脳のあちこちが活動してしまうのに対し、ゲーマーは頭頂葉などの特定の部位がよく活動し、周囲のノイズに惑わされません。このようにゲームには広範な効能があるようです。
それでは、今日も充実した1日をお過ごしください!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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